アンコール・ワット周辺を全力で楽しもう。アンコール遺跡群のおすすめのまわり方、料金と注意点

池にうつるアンコールワット




世界でも有数の観光地、アンコール・ワット。

アンコール・ワットの存在を知って以来、一度は行ってみたい世界遺産として、ずっと前からマークしていました。

そして今年の11月に行ってきたところ、期待を大幅に上回ってきました。

アンコール・ワットももちろんよかったのですが、そのまわりにある遺跡もすばらしかったからです。

今回はそんなアンコール遺跡群のおすすめのまわり方や注意点についてまとめていきます。

この旅の全体像はこちら→カンボジア・マレーシア・インド周遊旅行の費用、ルート、持ち物まとめ

アンコール・ワット周辺の遺跡群のおすすめスポットとルート

アンコール・ワット

池にうつるアンコールワットとボート

おそらく誰もが一度は聞いたことがあるであろうアンコール・ワットですが、ここは期待を上回ってくるすばらしい場所でした。

まずは朝4時半に起きて見た朝日。

刻一刻と移り変わっていく姿がとても印象的でした。

アンコール・ワットの夜明け前 アンコールワットの朝日 アンコールワットの日の出

そして意外と楽しかったのがレリーフを見ることです。

ストーリーを理解しながら見ていくととてもおもしろいです。

壁画にはたとえばインド古代の叙事詩「ラーマーヤナ」の場面が彫刻されており、西遊記のモデルと言われているサルの将「ハヌマーン」が出てきたりします。

アンコールワットの壁画 アンコールワットの回廊の壁画

また、いろいろなデバター(女神)像を観察するのも楽しいです。

それぞれのデバターには実在した女官のモデルがいるとされ、一人として同じデバターはいません。

中には特徴的なデバターもいて、その一例が次の写真です。

このデバターはボケとツッコミをしているように見えるデバターです笑

アンコールワットのツッコミを入れるデバター

このようにアンコール・ワットの壁画、彫刻などの説明は「地球の歩き方 アンコール・ワットとカンボジア」にくわしく載っています。

私たちはこれを読みながらアンコール・ワットを見てまわりました。

また、アンコール・ワット以外のアンコール遺跡群(アンコール・トムなど)の説明もすべて載っているので一冊持っておいて損はしません。

アンコール・トム

つづいてはアンコール・トムの見どころについて説明します。

バイヨン

アンコールトムのバイヨン

アンコール・トムの中心にあるのがこのバイヨンです。バイヨンは観世音菩薩をモチーフとした寺院であり、仏様の顔が四面にある塔が多くあります。

ここの回廊のレリーフも必見です。一番外側の第一回廊には戦争の様子を描いたものやその中で生活する人々の様子が描かれていて、もう一つ内側の第二回廊にはヒンドゥー教の神々の世界などが描かれています。

アンコールトムのバイヨンの壁画

バプーオン

アンコールトムのバプーオン

バプーオンはピラミッド式の寺院で、かつてはバイヨンよりも高かったと言われています。門と寺院の架け橋となっている長い「空中参道」を渡ると寺院に着きます。

ここはなんといっても階段が急なことが最大の特徴です。おじいさんおばあさんもたまに見かけましたが、よく行けるな…と感動したほどです。

アンコールトムのバプーオンの急な階段

ピミアナカス

アンコールトムのピミアナカス

ピミアナカスは正式にはピミアン・アカーハといい、「天上の宮殿」という意味があります。

現在遺跡内への立ち入りは禁止されていますが、外から見ることはできます。たしかに老朽化が進んでいそうな場所でした。

タ・ケウ

タ・ケウ

ここは実は未完成のまま放置されてしまった寺院です。しかも他の寺院とはちがい、外側に一切彫刻がありません。

未完成のまま終わってしまった理由としては、王の突然の死と言われていますが、建設中に落雷が落ち、神の怒りに触れたと考え建設を中断したという説もあります。いずれにせよ真相はわかりませんが…。

また、タ・ケウの「タ」とはおじいさんという意味です。したがってタ・ケウとは「ケウおじいさん」という意味になります。

しかしそこにある階段はそのかわいいネーミングとはかけ離れた急な階段です。しかも手すりがありません。

タ・ケウの階段

タ・プローム

タ・プロームの大木

アンコール・トムの中でもここはちょっと変わった特徴があっておすすめです。というのも、ここは遺跡が自然に浸食されてしまった様子を目の当たりにできる場所だからです。

木の根っこに遺跡が飲み込まれそうになっていたり、遺跡に絡みついていたりする姿は圧巻です。

タ・プロームの最も有名な巨大木 タ・プロームの血管のように絡まる木

自然の力のすごさを見せるために木々に手を加えず管理してきたようですが、そろそろ限界に達しつつあるようで…今後あとどのくらいもつのでしょうか…。

バンテアイ・クディ

バンテアイ・クディ

すこし迷路のような雰囲気を残すバンテアイ・クディ。探検している気分を味わえます。

そしてなんとここは階段がありません。アンコール遺跡群のアップダウンに体力はもっていかれるので、こういう寺院は非常に助かります笑

スラ・スラン

スラ・スラン

バンテアイ・クディの正面にあり、王が沐浴するための池だった場所です。

思いのほか大きい池でした。すこしだけ水に入っている外国人もいました。

アンコール・ワット周辺の遺跡観光にかかった料金

  • 入場料(一日券):37ドル
  • トゥクトゥクチャーター代:ひとり9ドル(朝日の時間から夕方まで)
  • 食費:6ドル

トゥクトゥクはそこまで高くないのでチャーターすることをおすすめします。朝日を見ないのであればもう少し安くなるかと思います。

アンコール・ワット周辺の遺跡を観光するときの注意点

  • 体調
  • 服装

この二つに尽きるでしょう。

暑い中、思ったより広くて歩くということとアップダウンがはげしいということで、一日で上で紹介した場所をすべてまわるのは可能ですがとても疲れます笑

もしお金と時間に余裕があるなら、三日券などを買ってゆっくり見た方がいいかもしれません。少なくとも水分補給はしっかりと。

また、服装は気をつけてください。何人か入場規制にひっかかり外で待っている人を見かけました…。

ノースリーブとひざ上丈はやめましょう。肩が出ていない半袖は大丈夫です。

 

体調と服装には気を付けて、すばらしいアンコール遺跡群をぜひ楽しんできてください。

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